薬局での「LINE公式アカウント」活用のススメ



ここ数年の間に行われた薬機法改正や調剤報酬改定により、門前薬局であるという条件だけでは、勝ち残れない時代へと業界は変化してきました。


そんな中で先日公開した「Googleビジネスプロフィールを活用した薬局集患」(※)では、新規患者を獲得することがいかに大切かをお伝えしましたが、新規が増えたからそれで良しではなく、その患者様をいかにリピーター化していくか、これも非常に重要なポイントとなってきます。(※)記事はこちら Googleビジネスプロフィールを活用した薬局集患 (yppp.info)


そこでオススメしたいのがLINE公式アカウントの活用。

なぜオススメなのか。それはズバリ、やれば確実に効果がでるからです。

 

目次


1.LINEの影響力

2.普通のLINEと何が違うの?LINE公式アカウントとは

3.LINE公式アカウントを利用するメリット

4.LINE公式アカウントの基本機能

5.LINE公式アカウント活用ノウハウ

6.まとめ

 

1.LINEの影響力


LINEが日本でリリースされたのは、2011年6月。そこから瞬く間に普及し、今やインフラのひとつと言っても過言ではない程のユーザーを抱えるツールとなりました。今この記事を読んで頂いている方の多くも、日常的に利用しているのではないでしょうか。


現在、日本国内だけで約8900万人の人が利用しており、割合にすると人口の7割以上にものぼります。多くの方にとって今やLINEは日常となり、なくてはならないツールなのです。


2.普通のLINEと何が違うの?LINE公式アカウントとは


以前は、「LINE@(ラインアット)」という名称でサービスが提供されていました。当初は初期費用が800万円~、月額料金250万円~と、潤沢な資金がある大企業でないと使えないようなサービスでしたが、2019年より機能や料金が大幅に改定され、中・小規模の企業や個人でも使いやすい形へと変化してきました。


チャット形式でのコミュニケーションの他に、情報発信や店舗運営に必要なたくさんの機能が備わっており、現在では多くの企業や行政がそれぞれにアカウントを持ち、多様なシーンで活用しています。



3.LINE公式アカウントを利用するメリット

無料で使える

LINE公式アカウントは、私たちが日ごろ使っている通常のLINEと同じく、無料で利用できます。自由にアカウント作成の申請ができ、月々のメッセージは1000通まで送信可能。

それ以上になると有料になりますが、無料の範囲内でもかなり多くの機能を使う事ができ、コストパフォーマンスの面で見ても、非常に優秀なツールとなっています。



新規患者がリピーターに

LINE公式アカウントでは、お友だち登録をしてくれた患者様に対してメッセージ配信をすることができます。お友だち登録は、店内にPOPなどを設置しそれを見て行うパターンや、LINE上で検索して行うパターンもあります。


ただいずれにしても、自薬局についてある程度認知している、もしくは利用・来店経験のある方々がお友だち登録をしてくれているという状態なので、LINE公式アカウントを利用しコミュニケーションを活性化させることは、闇雲に広告や宣伝を出すのとは違い、薬局のリピーターやファンになってもらいやすいのです。


反応率が良い

薬局からのメッセージや情報発信に対して、反応率が高いという点もLINE公式アカウントの特長です。


InstagramやFacebook、TwitterなどのSNSを運用されている薬局もあるかと思いますが、これらのSNSに比べてLINEは最も生活に直結しているツールで、メッセージを受信するとポップアップ通知が画面に表示されるので、ユーザーに気付いてもらいやすく情報伝達力にも長けています。


実際に企業などから送られてくるメッセージを見て、店舗に訪問したり、クーポンやセール情報などを利用してお買い物したという方も多いのではないでしょうか。


4.LINE公式アカウントの基本機能



それでは次に、LINE公式アカウントの具体的な基本機能についてご紹介します。


プロフィール紹介

お友だち登録してもらったときに、まず見られるのがプロフィール画面です。

ここでは、営業時間や住所などの基本情報の他、Webサイトや店舗の電話番号などのお問合せに関する情報も登録することができます。


メッセージ配信

お友だち追加してくれたユーザーにメッセージを配信する機能です。

例えば営業時間変更のお知らせなど、お友だち全員に同様の内容を配信することもできますし、”30代・女性”などの対象者をデータ上で絞り、それぞれのニーズにあった情報を配信することもできます。


LINEチャット

ユーザーからの問い合わせに対して、LINEのトークと同じように1対1で直接コミュニケーションをとることができます。お問い合わせや相談に対し、文章での説明が難しい場合は写真やイラストなどの画像を送る事もでき、自動応答の設定も可能です。


LINEコール

ユーザーである患者様からLINE公式アカウントを通して無料で通話・ビデオ通話ができる機能です。薬局側で通話用のURLやQRコードの発行が可能で、任意の電話番号への転送も無料で行えます。通話の記録が残るため、通話後にも引き続きLINEチャットでコミュニケーションをとることができ、今後必要になってくるオンライン服薬指導にも活用することができます。


ショップカード

OTC医薬品やグッズなどの購入、来店の特典として付与するポイントの発行管理ができます。利用データの分析も可能です。


リッチメニュー

ユーザーがトーク画面を開いた際に、画面下部に大きく開く固定メニューです。画像を使った分かりやすい構造となっていて、使い方も非常にシンプルです。


クーポン

店舗で使用できるクーポンを作成し、メッセージとして配信することができます。

割引やプレゼントなどのお得な情報を案内することで、来店促進として活用することができます。


タイムライン投稿

お友だち登録しているユーザーのタイムライン(VOOMページ)に情報を投稿することができます。投稿に対し、「いいね」や「シェア」が発生すると、お友だち以外のユーザーに情報を拡散することができる特徴があります。


分析

お友だち登録者数の増加や、ブロック数の数など、ユーザーの反応をレポートで確認し、データをダウンロードすることができます。



5.LINE公式アカウント活用ノウハウ

それでは次に、薬局でLINE公式アカウントをうまく活用するためのノウハウをご紹介します。


5-1アカウントを承認申請してみよう


一言に”公式アカウント”と言っても、各アカウントには”認証済み”のものと”非認証”のものがあります。


認証済みアカウントとはLINE社の審査を通過したアカウントという意味で、 アカウント名の横に青色の認証済バッジが付与されます。審査を通過すると、販促用のポスターが無料でダウンロードできたり、POPやお友だち登録に有効なツールが発注できるようになります。


一方で未認証のアカウントは、LINE社にて未審査のアカウントという事になりますが、個人や法人を問わず、誰でも簡単に運用ができるという利点もあります。


但し薬局のアカウントを運営する上では、認証済みマークが付いていればより信頼度が増し、検索でもヒットする可能性が格段に高くなるため、ぜひ申請を行う事をオススメします。


LINE公式アカウントの活用は、集患を強化する上でも非常に大切な要素となってきますが、お友だち登録をしてくれる患者様がいなければ、効果はでません。

より多くの方にどのようにしてお友だち登録をしてもらうかは、こういった工夫が重要となってくるのです。


5-2.プロフィールを充実させよう

アカウントのプロフィール部分には、営業時間などのお知らせ以外に「ステータスメッセージ」と「位置情報」を入力することもできます。患者さんが検索したときには、この内容にも反応するので、文字の選定が重要となります。


例えばステータスメッセージに「〇〇駅から徒歩1分の健康相談薬局」などと入力し、正確な位置情報も登録しておけば、患者様が「〇〇駅 薬局」と検索した際に、自薬局のアカウントがヒットする可能性が高くなります。


5-3.ショップカードを作ってみよう

次に、ショップカードです。

もしかしたら既に飲食店や小売店などで、LINEのショップカードを使ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。


薬局においてもこの機能は効果的で、従来の紙やプラスチックのショップカードと比べ、自分たちで制作する必要がないため、コストを削減することができ、環境にも配慮したエコな機能となっています。


また、「OTC医薬品が今ならポイント2倍!」など、さまざまなキャンペーンと連動させて来店を促せるので、集患だけでなく販促ツールとしても有効に活用することができます。

ポイントの有効期限をユーザーに通知する機能もあるため、期限間近のユーザーの来店動機にもつなげられます。


ショップカードに魅力的な特典を付けておくと、お友だち登録についてご案内する際に患者様側のメリットが増え、登録してもらいやすくなります。


ちなみに、LINEは一度お友だち登録をすると解除することができない代わりに、「ブロック」という機能があります。アカウントをブロックされないための手立てとしても、ショップカードなどの特典は有効的です。


5-4.クーポンを発行してみよう

物販の強化は、集患という点ではもちろんのこと、処方箋に頼る事の多かった従来の経営から脱却するために非常に重要です。しかし、これまであまり強化したことのなかった部分。なかなか思うように売れない…そんなお悩みを持つ薬局・薬剤師の方も多いようです。


そんな時にこのクーポン機能は非常に有効で、クーポンの内容を登録すれば好きなタイミングで患者様に配信することができ、販促ツールとして活用して頂けます。


5-5.リッチメニューを作成しよう



リッチメニューというのは、トーク画面の下部に固定のメニューを表示させホームページや処方箋予約に誘導することができる機能です。


画面下部の項目を最大6つまで分けて登録することができ、例えば処方箋の予約ページ、お薬手帳アプリへのリンク、店舗情報、SNSアカウント、ECサイトなど、あらゆるページへの導線をつなぐことができます。画面を大きく占有するため、ユーザー側の注意も引きやすく、これは必ず使ってほしい機能の一つです。



6.まとめ

ここまで、薬局におけるLINE公式アカウントの活用についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。


LINE公式アカウントは、立地や規模に関係なく、あらゆる薬局で有効に活用することができます。但し、この記事でお伝えした内容はあくまでも基本に過ぎず、アイデア次第で使い方は無限に広がります。


今ではインフラの1つと言っても過言ではないほど、日本人の生活に根付いているLINE。多くの企業が既に集客や販促ツールとして使っていますが、薬局業界はこれまで長きに渡り安定した業界だったこともあり、こういった集客や販促ツールはそれほど多く普及していません。


しかし時代は今、法改正の元に変化しています。

「周りの薬局がやり始めたし、自分たちも始めてみるか」では、遅いのです。

門前医療機関に依存した従来の経営ではなく、GoogleビジネスプロフィールやLINE公式アカウントなどのツールを活用し、集患に強い薬局を目指しましょう。

ひとりでも多くの患者様がリピーター、そしてファンになってくれれば、きっと未来は明るいはずです。


もっと詳しく聞きたい場合や、自分たちで運用するには自信がない…そんな方は「あなたの調剤薬局」がサポートすることも可能です。ぜひお問い合わせください。

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