薬局経営者・薬剤師のみなさん、「ChatGPT」をご存じですか?今回は、薬局・薬剤師の業務に革命をもたらす可能性を秘めたAI技術、ChatGPTについてご紹介したいと思います。
ChatGPTで薬剤師業務を革新できる?「ChatGPT」とは?
ChatGPTで薬剤師業務を革新できるとは一体どういうことなのでしょうか。
まずはじめに「ChatGPT」とは、AI(人工知能)機能を使って作られたサービスで、人間からの指示に基づいて情報を処理し、結果や答えをスピーディーに提供してくれます。
2022年11月に公開されるやいなや、無料で革新的な技術として注目を集め、大きな話題となりました。
その後、わずか2か月でユーザー数が1億人を突破し、先日Microsoftが開発元のOpenAIに対し100億ドルを投資することが報じられるなど、機能面だけでなく今後のさらなる成長も注目されています。
ChatGPTの使い方
ChatGPTには無料版と有料版があり、それぞれ特長が異なります。無料版はスピード重視で、必要な情報を迅速に得ることができます。
対して有料版(月額2700円)では、さまざまな拡張機能を利用することができます。これにより、より高度な業務に対応した情報を取得することが可能になります。
いずれにしても、まずはサービスサイトに(Introducing ChatGPT (openai.com))にアクセスし、会員登録を行う必要があります。登録の仕方や使い方はまたの機会に詳しくご紹介しますね。
またChatGPTの使い方の一例として、「プロンプト」という概念があります。これは具体的なタスクをAIに指示するためのメッセージや命令で、これによって私たちはAIに何をやらせるかを具体的に指示できます。
これが有効に機能すれば、薬局・薬剤師の業務においても、効率化と品質の向上が十分に見込めます。
ChatGPTを使う上での注意点
ただし、ChatGPTを使う上で注意すべき点もあります。ChatGPTは、テキストの作成などには非常に有効ですが、必ずしも正しい情報だけを伝えてくれるわけではありません。
誤情報や古い情報も出力データに混在する可能性があるため、その使用には十分な注意が必要です。特に薬局や薬剤師が発信する医療分野では、情報の正確性が極めて重要ですから、その点には特に注意が必要です。
また、ChatGPTを使用する際には、倫理的な観点からも注意が必要です。倫理的に不適切な情報への対応や、機密情報の保護についてのガイドラインを遵守することが重要です。
具体的な活用例
薬局や薬剤師がChatGPTを活用できることとして、例えば薬歴の記載が挙げられます。
私たちが具体的な制約条件をChatGPTに設定すれば、AIがそれに基づいて適切な薬歴を生成することが可能です。
これにより、記載作業の効率化や誤記の減少、さらにはクオリティ向上が期待できます。
まとめ
ChatGPTをはじめとするAI機能は、これからの薬局・薬剤師業務を大いに支えるツールとなりうるでしょう。
業務を効率化し、品質を向上させることができるAIの力を最大限に活用することで、薬局淘汰の時代と言われる今、更なる飛躍を遂げることができるでしょう。
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気になる方はぜひチェックしてみてください。
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