「あなたの調剤薬局」は薬局における集患から経営課題まで、あらゆるお悩みの解決に役立つクラウドシステムです。今回はそんなあなたの調剤薬局の機能のひとつ、「トレーシングレポートの自動生成」機能について徹底解説したいと思います。
あなたの調剤薬局のとある加盟店様ではトレーシングレポートの自動生成機能を活かし、服薬情報提供料の算定に成功しています。導入前の実績と比べて算定数は15.4倍。
ぜひ皆様の薬局でもご参考にして頂けますと嬉しいです。
目次
あなたの調剤薬局って?
「トレーシングレポートの自動生成」機能のご説明をする前に、まずはあなたの調剤薬局についてご説明したいと思います。あなたの調剤薬局は、薬局での業務支援に特化したクラウドツールで、薬局・薬剤師先生の抱える様々なお悩みを解決し、業務効率化が図れるようサポートしています。
例えば
・LINEで処方箋予約
・自動で投薬後フォロー
・自動でトレーシングレポート生成
・LINEで物販
などの機能が装備されています。
中でもLINEで行う「自動で投薬後フォロー」システムは、日本国内であなたの調剤薬局だけが唯一特許を取得しており、実用性の高い機能として多くの薬局店舗・企業様でご導入頂いています。
「LINEで処方箋予約機能」と「自動で投薬後フォロー機能」に関しましては、過去の記事でもご紹介していますので、よろしければご覧ください。
LINEで処方箋予約機能▼
自動で投薬後フォロー機能(国内で唯一特許取得済)▼
トレーシングレポートの重要性
それでは本題であるトレーシングレポートについてみていきましょう。
この記事を読んでくださっている皆様の薬局では、服薬情報提供書・トレーシングレポートをどのくらい作成できていますか?日々多忙な業務に追われ、なかなかトレーシングレポートまで作成する余裕がないという薬局・薬剤師先生も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
また医師との関係性がしっかり構築できておらず、トレーシングレポートを作ったところで医師に嫌な顔をされるのではないか、そんな懸念の声も多く耳にします。
記憶に新しいニュースの中で、モルヒネを必要量の100倍処方してしまい、結果として男性がお亡くなりになってしまったという事件がありました。この中で、処方元の医師と薬剤師は、十分な確認を怠ったとのことで業務上過失致死の罪に問われ書類送検されています。
このニュースに関連して現役の薬剤師からは、医師との関係性が構築できていなかったのではないか?自身の勤める薬局でも疑義紹介やトレーシングレポートの提出はハードルが高い、なぜなら医師が怖いからという声を一部で目にしました。
この事件における、実際の医師と薬剤師の関係性や詳細は不明ですが、少なくとも医師と薬局・薬剤師の間で信頼関係が築けていない薬局が一定数存在するということが浮き彫りになった事件でもあったかと思います。
しかしながら疑義紹介や投薬後のフォローアップは、法律によって定められた薬剤師としての義務です。この義務を果たさなければ、患者様の健康や安全を守れないだけでなく、自身や薬局にまで責任を問われる事態に発展しかねません。
まずは義務として定められている疑義紹介、そして投薬後のフォローアップをきっちり行いましょう。そして、フォローアップを行う中で何か問題が起きた場合には服薬情報提供という形で、トレーシングレポートの作成・提出を行いましょう。
医師との信頼関係構築
薬剤師としての義務は理解しているけど、とはいえ医師との関係が…。皆さん気になるのはここですよね。
あなたの調剤薬局加盟店様の中には、医師との関係性の構築に成功していらっしゃる店舗様が非常に多くいらっしゃいます。
その中で共通していることは、どの薬局店舗様においても、患者様への投薬後フォローアップをしっかりおこなっているということです。
薬剤師が医師に対して持てる最大の武器は、「投薬後のフォローアップで得た患者様の情報」です。
薬剤師は医師よりもさらに患者様の近いところにいて、継続的かつ最新の情報を得る事ができます。そしてその情報を薬剤師が共有し、きっちり把握できてこそ、医師はその先も的確な診断が下せるのです。
トレーシングレポート・服薬情報提供書の作成をあまり行えていない、医師との関係が気になるという場合は、まずは投薬後のフォローアップを幅広い患者様に対して行い、患者様の健康状態、服薬状況を把握することから始めてみてください。
そしてそれをトレーシングレポートに起こし、挨拶と共に持参します。
「自分たちの薬局では、こういった取り組みをしています。」
「先生の病院に通われている患者様を、投薬後もしっかりとサポートさせて頂きます。」
「何か患者様に問題があった場合は、服薬情報提供書・トレーシングレポートという形でご報告させてください」
といった形で、紹介と了承を得てください。
そして実際にそれを行動で示すことで、医師との信頼関係は必ず構築することができます。ぜひ実践してみてください。
多忙な薬局業務の中で
しかしながら、対物から対人業務へのシフトや、様々な法改正により薬局・薬剤師としての業務は年々増え続けています。その中で、投薬後フォローの強化やトレーシングレポートの作成、さらに医師とのコミュニケーションまで。余力はどう作れば良いのでしょうか。
その答えはずばり、「あなたの調剤薬局」などのITツールやシステムを活用することです。
地域支援体制加算の算定要件のうち、服薬情報等提供料は年間で60回以上の加算実績が必要となります。(※年間の処方箋受付回数1万件あたり)
これはひと月あたりに換算すると5回以上算定しなければならないということですよね。
これをクリアしたいとなったときに、投薬後フォローアップやトレーシングレポートの作成をすべて人力で行っていては、かなりハードルが高いかと思います。そこで積極的に活用すべきがITツールなのです。
投薬後のフォローアップ
あなたの調剤薬局のシステムを活用すると、薬局の公式LINEアカウントとお友だち登録をして下さったすべての患者様に対して、自動で投薬後のフォローを行うことができます。
投薬後フォローアップの対象として「ハイリスク薬を服用している患者様」というのはよく耳にしますが、あなたの調剤薬局ではお薬や疾患の種類に関係なく、すべての投薬患者様にフォローアップを実施すべきと考えています。
と言うのも、あなたの調剤薬局が独自に持つデータでは、ハイリスク薬を服用している患者様のうち服薬期間中に問題が起きているのは約4%、それに対しハイリスク薬以外の患者様の中には約15%の割合で副作用や残薬、体調変化などの問題が起きていることが分かっています。
つまり「フォローアップが必要な患者様」かどうかを判断し、フォローアップを行うためには、投薬した患者様全体を継続的かつ一元的に管理しなければ、それを判断する材料すら揃っていないという状況なのです。
あなたの調剤薬局は、クラウドツールの提供だけでなく、薬局・薬剤師先生向けに様々なセミナーを開催していま。その中でも、「服薬期間中のフォローが必要と思われる患者さんはどう判断するべきですか」という質問をよくいただきます。
あくまでも「必要と思われる患者様」に投薬後のフォローアップを行うわけですが、その必要と思われる患者様をしっかりと判断していくためには、まずは全ての患者様へのフォローアップが必要、ここが大きなポイントだと考えています。
あなたの調剤薬局「自動でトレーシングレポート生成機能」
あなたの調剤薬局のシステムを活用してまずは、全投薬患者様にフォローアップを行う、そうすることで、問題の起きている患者様を抽出をすることができます。患者様に対しては、しっかりと寄り添いながら、丁寧にフォローアップを行ってください。
そしてその後に、処方元の医師に対して服薬情報提供を行いましょう。
トレーシングレポートに何をどう書いたら良いのか分からない、悩んでしまって作成に時間がかかる…そんな心配もご無用です。
あなたの調剤薬局のシステムを利用して頂くと、トレーシングレポートも自動で生成してくれます。LINE(もしくはSMSやEメール)を利用した患者様への服薬期間中のフォローアップ内容は、服薬情報提供書・トレーシングレポートとして自動転記され、そのまま印刷が可能となります。もちろん追記したい内容があれば、修正なども自由に行えます。
それを医師の元に、メールやFAX、直接訪問など要望を伺った上で提出しましょう。
また、あなたの調剤薬局から出力できるトレーシングレポートは、日本医師会・日本病院会監修のもと、医師が必要としている情報が薬剤ごとに設定されており、簡単な操作のみで分かりやすくまとめられています。
服薬情報提供が従来とは比べ物にならない程、スムーズに行えるよう設計されているのです。
まとめ
ここまで、あなたの調剤薬局における自動でトレーシングレポート生成の機能と、服薬情報提供の重要性について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
業務負担を大きく増やすことなく服薬情報提供料の算定に取り組むためには、ITツール、あなたの調剤薬局の活用が欠かせません。
服薬情報提供を通して医師との信頼関係を構築すること、また投薬後フォローアップを通して患者様との信頼関係を構築することは、薬局・薬剤師にとって非常に大きな財産となります。良好な関係性を築くことによって、在宅の紹介やかかりつけ加算に繋がった例などもありますので、ぜひ皆様の薬局でも参考にして頂けますと嬉しいです。
あなたの調剤薬局についてもっと詳しく知りたい方は毎週水・土曜日にオンライン説明会も開催しています。ぜひお気軽にご参加ください。
個別のお問合せやご質問はこちらお待ちしております。
Comments